今日は甲状腺外科を受診。

新しく担当することになった医師に、私は現状の苦悩を伝えた。

癒着を剥がす手術をしたけれど、再度癒着してしまったこと。
その場所に何度も皮下注射をして様子を見ているが、改善する様子はないこと。
喉の圧迫感、物が逆流するような感覚、首の締めつけ感、皮膚の引き攣れる苦しい感じ。

新しい主治医は私の訴えを聴いてから、再度私の首を見て、
「キツイね…」と横眼で呟いた。

一瞬私は、首がきつく締めつけられる感覚を想起して頷いたのだが、後になって違う意味だったことに気づいた。

主治医は私の首を、「見るに堪えない」「あまりに気の毒だ」と、そう感じたんだろう。
仕方ない。確かに私の首は残酷なほどに醜いと思う。
まあ、これが90歳の老婆ならば問題はないのだが。

何度癒着を剥がす手術をしても、またくっついてしまうだろうという。
根本的に治すには、気管の上に脂肪の代わりとなるクッション的なものを入れる手術が必要らしい。
全身麻酔のガッツリとした手術になるという。

あるいは、諦めて現状を受け入れて生きるか。
二択しかないらしい。

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そんな怖い手術を受けるだけの価値はあるだろうか。

11月の形成外科受診の際に、甲状腺外科医からこう言われたと報告することになっている。
まあ仮に今後手術を受けることにしたとしても、来春以降、コロナが落ち着いてからだろうか。

いやしかし、まさか人生で二度も三度も、首を切ることになるとは想像もしなかった。
人生は、「まさか」の連続である。